2007年06月のテーマ写真館




 《 さまざまなイルカ 》


イルカは、動物の分類では鯨類の歯クジラ亜目に属し、同じ仲間の大きなマッコウクジラやオキゴンドウなどがクジラと呼ばれ、体長が4〜5メートルより小さなものがイルカと呼ばれています。
イルカは水族館などでダイナミックなジャンプを見せるバンドウイルカやカマイルカに加え、体が白いシロイルカ(ベルーガ)や小型のネズミイルカ、白と黒でパンダのようなイロワケイルカや体がピンクなのシナウスイルカ、背びれがミッキーマウスの耳のようなセッパリイルカなど変わったものもいます。また他にも、マダライルカやマイルカ、ハセイルカ、ハラジロカマイルカ、イシイルカなど多くの種類がいます。
また中には、ヨウスコウカワイルカやインドカワイルカ、アマゾンカワイルカなどのように川に棲息するイルカもいます。しかし最近は中国の工業化に伴い揚子江が汚染され、ヨウスコウカワイルカは絶滅の危機に陥っているそうです。
海の写真のボルボックスには世界のさまざまな種類のイルカの写真が豊富にストックされています。


ベルーガ

マダライルカ

ハシナガイルカ


マイルカ

バンドウイルカ

アマゾンカワイルカ


イシイルカ

イロワケイルカ

カマイルカ


カワゴンドウ

シナウスイロイルカ(ピンクイルカ)

スナメリ

セッパリイルカ

セミイルカ

ハラジロカマイルカ

シワハイルカ

ネズミイルカ

ハセイルカ


 ◆ 海の一言 :『イルカ〜海豚〜』


イルカは漢字で「海豚」と書かれますが、これは中国で水の中に棲むイルカが豚のように美味しく食べられた事から「海の豚」とされたものだそうです。和名の「イルカ」の「イル」は魚の「イヲ」から転化し、「カ」は食用獣をさす言葉で、これが組み合わさったとする説など、諸説たくさんあります。イルカ類を総称して、フランス語でdauphin、イタリア語やスペイン語でdelfino、英語ではdolphinで、いずれもギリシア語のdelphisが語源と考えられています。また英語でネズミイルカなど小型のものはporpoise「ポーポィス」と呼びます。水族館で多く見られるバンドウイルカは、正式には「ハンドウイルカ」でクジラとイルカの中間の大きさで「半道なイルカ」と名付けられたのですが、昔の図鑑で間違って「バンドウ」と印刷してしまったため、その名が一般に広まってしまったのです。



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