2007年02月のテーマ写真館




 《 アドリア海とバルカン半島 》


アドリア海はイタリア語で Mar Adriatico、クロアチア語ではJadransko moreと呼ばれ、イタリア半島とバルカン半島に挟まれた海です。北部にはベネチアが位置し、南部はオトラント海峡からイオニア海を経て地中海に繋がっています。
ルネサンス期のヴェネツィア共和国は東方との貿易で栄え、「アドリア海の女王」の異名で知られ、現在もその美しい町並みが残され世界遺産となっています。また、バルカン半島側では、クロアチア沿岸部が複雑な地形をもち、風光明媚な景観を構成し、ドゥブロヴニクは「アドリア海の真珠」と呼ばれ、旧市街は世界遺産となっています。
ローマ皇帝たちからもアドリア海東岸が、地中海で最も美しい海岸だと言われますが、バルカン半島は、政情が不安定なことで、宗教や民族の対立が絶えません。


ベネチアの空撮

ベネチア市外の周辺に広がる干潟

ベネチアのムラノ島の運河


ベネチアの大運河

ベネチア名物のゴンドラ

たくさんのゴンドラ


ドブロブニク旧市街城壁の大砲

ドブロブニク旧市街とロクルム島

ドブロブニク旧市街を望む


アドリア海ブロラ近郊の海岸

アドリア海ブロラ近郊の海岸

アドリア海ブロラ近郊の海岸


アルバニアのトラジャス川

オフリド湖の対岸はマケドニア

オフリド湖

オフリド湖畔のプログラディクの市場

クレニと呼ばれる美味な魚

固有種のアドリアティックトラウト


 ◆ 海の一言 :『アドリア海〜Adriatic Sea〜』


イタリア半島とバルカン半島の間に約800kmに渡って湾入する地中海の一部をなす支湾で、 古代ギリシア、ローマ時代に現バルカン半島の西部に栄え、共和政ローマによって滅ぼされた、イリュリア王国の建設した、イタリア半島北部のポー川河口にあった「アドリア港」の名前に由来します。「アドリア」は「アズル」に由来し、イリュリア語で「海」を意味します。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。