2006年6月のテーマ写真館




 《 マダライルカ 》


世界の温暖な海域に棲息する中型のイルカの仲間で、社会性があり群れを作って行動します。臆病なイルカで、普通は水中での接近が難しい種類ですが、写真のマダライルカはカリブ海の限られた海域だけで見られる人懐っこいイルカです。イルカの昼の休息場と、夜餌獲りを行う場所の間の通り道で、沈没船の財宝の引上げ作業を行うダイバーが毎日同じ場所に潜って作業を行っていたため、イルカ達がダイバーに興味を持って接近してくるようになったものです。現在は、この場所に船を止めると、イルカのほうから「遊ぼうよ」と接近してくるようになりました。マダライルカはめったにジャンプは行いません。しかし、澄み切ったサンゴ礁の海をゆったりと泳ぐマダライルカの写真をお楽しみ下さい。


水面下を泳ぐマダライルカ

ボートを先導するように泳ぐマダライルカの群れ

水面から出たマダライルカの背ビレ


こちらに近づいてきたマダライルカ

浮上するマダライルカ

水中で糞をしたマダライルカ


頭上を泳ぐマダライルカ

明るい浅瀬を泳ぐマダライルカの群れ

寄り添って泳ぐマダライルカ


砂の中の餌を探すマダライルカ

仲良く向き合い遊ぶマダライルカ/P>

水中で仲間と戯れるマダライルカ


マダライルカと人

マダライルカと人

マダライルカと人


こちらの様子を伺っているかの様なマダライルカ

去って行くマダライルカの尾びれ

真っ直ぐこちらに向かってきたマダライルカ


追い越していくマダライルカの群れ

仲良く泳ぐマダライルカ

海底でくつろぐマダライルカ


 ◆ 海の一言 : 『マダライルカ』


魚のマダラは真鱈ではなく斑模様があるからマダラです。このイルカも若い時は灰色のイルカですが、成長するにつれて体に斑模様がたくさんできるため斑海豚です。中国ではイルカの肉が豚のように美味しかった事から、イルカを「海豚」と書きます。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。