2006年1月のテーマ写真館 |
《 フィヨルド 》 |
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今からおよそ百万年前の氷河期、ヨーロッパのアルプスの山頂付近やアラスカ、南米、ニュージーランド、アイスランドそしてノルウエーのスカンジナビア半島などの大地は、場所によっては1000メートルを超える氷に覆われていました。やがて気温の上昇に伴い、氷が谷に沿って海へと押し出される際、その重量によって岩盤を削り、大地が深くU字型にえぐられたのです。やがて海面の上昇に伴って海水が入り込み、狭くて長く、深い谷に囲まれた湾となったものがフィヨルドで、大地に刻まれた氷河時代の遺産なのです。 アラスカ、南米、ニュージーランド、そしてノルウエーのスカンジナビア半島ではたくさんのフィヨルドが美しい景観を作り出しており、多くは、国立公園やユネスコの世界自然遺産に登録されています。ボルボックスの世界中のフィヨルドの写真をお楽しみ下さい。 |
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ニュージーランドのミルフォード・サウンド |
ニュージーランドのダウトフル・サウンド |
ニュージーランドのミルフォード・サウンド |
ガイランゲル・フィヨルドに注ぐセブン・シスターズの滝 |
世界一の美しさを誇るノルウエーのガイランゲル(ゲイランガー)フィヨルド |
上空から見たガイランゲル(ゲイランガー)・フィヨルド |
ガイランゲル・フィヨルドの、Geirrは槍、Geiri狭い、Angrフィヨルドで、「細く狭い曲がったフィヨルド」 |
ノルウエーのスタバンガー・フィヨルド |
アラスカきっての深いフィヨルド、トレーシー・アーム |
アラスカのトレーシー・アームを行く飛鳥 |
アラスカのグレーシャーベイに注ぐマージェリー・グレーシャー |
マージェリー・グレーシャーを訪れたクリスタル・ハーモニー |
アラスカのブラックストーン・グレーシャーの飛鳥 |
チリのビーグル水道のベンティスクエロ・ロマンチェ |
チリのマゼラン海峡のエストロ・アジア |
◆ 海の一言 : 『フィヨルド〜Fjord〜』 |
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氷河が大地を削り、海面が上昇し、海水が入ってできた狭海、内海をノルウェー人はFjordと書きますが、最後のdは発音しないため、フィヨルと発音されますが、英語圏の国や我が国ではフィヨルドで馴染まれています。 |
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海の写真のボルボックス © 中村庸夫 無断転載を禁止します。 |