2005年12月のテーマ写真館




 《 ガラパゴス諸島・エクアドル 》


南米の沖合およそ1000kmに赤道をはさんで点在する、15の島々と多くの岩礁からなる不思議生物の宝庫です。ローマ法王庁から派遣された司教が1535年、インカに向かう途中、漂流し流れ着いて発見したとされます。その後、インカの財宝を運ぶスペイン船を襲う海賊が隠れ家にし、さらに、オットセイ狩りの会社や捕鯨船が基地を作るなどしました。ダーウィンがビーグル号で立ち寄って研究を行い、その記録『ビーグル号航海記』と、進化論を唱えた論文『種の起源』によりゾウガメ、ウミイグアナ、フィンチなど珍しい生物が世界的に知られました。現在はエクアドル領となり、1978年に世界自然遺産に登録されました。


水中を泳ぐガラパゴスウミイグアナ

ガラパゴスペンギンに追われる魚。サンチャゴ島

岩の上のガラパゴスウミイグアナ。エスパニョラ島


アメリカグンカンドリの雄。北セイモア島

アオアシカツオドリ。北セイモア島

ガラパゴスゾウガメ。サンタクルス島。ダーウィン研究所があり保護されている


マッコウクジラ

ジャンプしながら泳ぐガラパゴスアシカ

キビレイサキの群れ


水中に群れるガラパゴスアシカ

マイルカの大群

アオツラアシカツオドリの雛。エスパニョラ島


水面から飛び立つアオツラアシカツオドリ

フロレアナ島のラグーンに集まるフラミンゴ

ガラパゴスノスリ。エスパニョラ島


 ◆ 海の一言 : 『ガラパゴス諸島〜Galapagos Islands〜』


「ガラパゴス」の名はスペイン語の「海亀」(ガラパゴ)にちなみます。スペインの船乗りたちは「魔法にかけられた島」とも呼んでいました。現在はエクアドル領となり、正式には「コロン諸島」(コロンとはコロンブスのこと)と呼ばれます。



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