2005年11月のテーマ写真館




 《 セイシェル諸島 》


マダガスカル島の北東、アフリカ沖の赤道のすぐ南に浮かぶ大小115の島々から成る島国で総面積は455平方キロ、と種子島とほぼ同じです。島の存在は中世からアラブやフェニキア、マレーなどの航海者に知られていましたが、西欧人では1502年にポルトガル人のバスコ・ダ・ガマが初めて発見し、歴史を経て1976年に独立しセイシェル共和国となり、宗主国だったフランス、イギリスをはじめとした白人や奴隷として連れてこられたアフリカ人、インド人などの混血が進んだクレオール人の島々です。国土の46%が自然保護地域とされ、この比率は世界最高です。


奇岩が海岸線にまで露出し、その間にヤシが茂る独特な風景のラ・ディグ島

美しいサンゴ礁に囲まれたココ島

ヤシと奇岩の小島、イロ島


上空から見たバード島

奇岩の小島ココ島

ラディグ島の朝焼け


マヘ島の海岸の漁師

帆船時代の沈没船の錨が発見された

西部インド洋に固有のソマリバタフライフィッシュ


固有のクマノミの仲間、セイシェルズアネモネフィッシュ

2本目のバンドがクマノミに比べてやや細い

学名fusco caudatusは「黒くなった尾」の意味


バード島の海岸で休むセグロアジサシ

ギネスブックにも載っている、推定年齢200歳、体重320kgノゾウガメエスメラルダ

海に向かアカウミガメの赤ちゃん


 ◆ 海の一言 : 『セイシェル〜Seychelles〜』


1724年からフランスの統治がはじまり、セイシェルという名は、1756年、コルネイユ・モルフェがルイ15世の財務長官モロー・ドゥ・セシェルSachelles子爵の命で上陸し領土権を主張した時、彼にちなんで名付けたものです。



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