2005年9月のテーマ写真館




 《 世界遺産・知床半島 》


今年7月に知床半島とその周辺の海がユネスコの世界自然遺産に登録されました。ボルボックスでは以前から知床半島周辺を取材し、流氷の下のダイビングを行い海底生物や、川に遡上する鮭を食べるヒグマ、夜になると海岸にやってくるエゾジカ、流氷とともにやってくるアザラシ、トド、知床半島の番屋に宿泊し、漁師の姿などを撮影して来ました。我が国の北の外れにあるすばらしい秘境の自然の写真をご覧ください。


流氷がさまざまな氷のオブジェを作り上げる

流氷の間でスケトウダラの漁を行う

流氷の向こうに知床半島を望む


氷の海から顔を出すゴマフアザラシ

流氷の間からこちらを伺うゴマフアザラシ

流氷の海を赤く染める夕日


ダイビング機材を背に流氷の上を沖へと向かう

流氷の下に潜る

流氷の下から水面に戻ったダイバー


岩の間からニシキギンポが仲良く顔を覗かせていた

流氷の天使とも呼ばれるクリオネ(ハダカカメガイ)

昆布が生い茂る海中を行くダイバー


流氷下で見かけたヒトデ

集団で餌を食べるイトマキヒトデ

ヒダベリイソギンチャク


角に草を絡ませて薮から出てきたエゾジカ

カラフトマスを捕らえたヒグマ

オホーツク海の流氷の向こうに日が沈む


知床半島の西の外れの港、ウトロ

知床森林生態系保護地域の看板

1000m級の知床連山と沖に向かう漁船


 ◆ 海の一言 : 『知床』


アイヌ語の言葉で「大地の突出部」「地の果てる所」との意味を持つ「シリエトク」との発音に、江戸時代に漢字が当てられたものです。文字通り北海道の大地から突出してオホーツク海に出っ張った地の果てる半島です。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。