2004年6月のテーマ写真館



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 《 マダガスカル 》


インド洋のアフリカ沖に浮かぶ、グリーンランド、ニューギニア、ボルネオ(カリマンタン)に次ぎ、地球で4番目に大きな島で、マレーシアやアフリカ、アラブなどから渡って来た海洋民族が住む多民族国家です。ゴンドワナ大陸から切り離され、独自の進化を遂げたキツネザルやカメレオン、バオバブの木などで知られます。マダガスカル本島や、北部に点在するノシベなどの島々の海中にはサンゴ礁が広がり、マダガスカルアネモネフィッシュなど固有種が棲息します。昔ながらのカヌーに乗っての漁や、水中写真、様々な海の生物など新しい写真のストックが充実しました。


バオバブの木(モロンダバ近郊)

バオバブの木(モロンダバ近郊)

バオバブの木(モロンダバ近郊)


モロンダバの漁師

物流に活躍する牛車

モロンダバの漁師


キツネザル

ノシベの子供

ノシベの帆走漁船


ノシベの漁師

ノシベ海岸

マダガスカルアネモネフィッシュ


ノシタニケリの海中景観

タイマイ(ベッコウガメ)

魚群


 ◆ 海の一言 : 『マダガスカル』


マダガスカルの名前は、さまざまな誤解や勘違いから生まれたものです。マルコ・ポーロが旅した際にモガジシオの港の話を聞き、それを島と勘違いした上、見聞録に「スマトラ島の南方にあるマダガスカル島」と書き綴ってしまったのです。その後、バスコ・ダ・ガマがアフリカ東の大きな島を発見し、報告した際、ポルトガル王は位置を間違え、マルコ・ポーロが記したマダガスカルと思い込み、当時の海図に記したものです。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。