2004年5月のテーマ写真館



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 《 パプア・ニューギニア(PNG) 》


赤道のすぐ南、オーストラリアの北に浮かぶ恐竜のような形をした面積77万kuとグリーンランドに次ぐ世界第二の大きさの島で、最近現地ではPNGと略して呼ばれます。2000もの部族が暮らし、独特の文化を持ち、800もの言葉が話される島です。昔我が国が統治したラバウルがあるニュー・ブリテン島や首都ポート・モレスビーの沖合いのロロアタ島で潜り、ハシナガイルカ、色彩の珍しいルリヤッコ、クマノミの仲間のホワイトボンネットアネモネフィシュのさまざまな模様変異、ボロカサゴの仲間など珍しい生物の水中写真を撮影しました。


ワリンディ(ニューブリテン島)

ニューギニア島

ロロアタ


ゼロ戦(ワリンディ)

ロロアタ水中

ロロアタ水中


ロロアタ水中

スミレヤッコ

ボロカサゴ


クラウンアネモネフィッシュ

ホワイトボンネットアネモネフィッシュ

スパインチークアネモネフィッシュ


ハナビラクマノミ

トウアカクマノミ

レッドアンドブラックアネモネフィッシュ


 ◆ 海の一言 : 『パプア・ニューギニア』


1526年にポルトガル人ドン・メネセスが北西海岸に上陸し、古いマレー語で「パプア=縮れっ毛」と名付けました。その後、1545年にスペイン人イニゴ・レステが島の北側を訪れ、アフリカのギニア沿岸の黒人に似ていたことから「ニューギニア」と名付けました。1975年に島の東半分と付近の島々が独立し、この二つの言葉が合わさり「パプア・ニューギニア国」となりました。の西半分はイリアンジャヤと呼ばれインドネシア領です。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。