2004年1月のテーマ写真館



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 《 クマノミ 》


今話題の『ファインディング・ニモ』もうご覧になりましたか?
ニモのモデルとなった魚はクラウン・アネモネフィシュというカクレクマノミに良く似た仲間です。クマノミは太平洋中部からアフリカ沿岸のインド洋にかけて28種が知られており、そのほとんどがボルボックスにストックされております。クマノミは毒のあるイソギンチャクと共棲し、基本的に雄が多く、一番大きな雄が雌に性転換し、二番目に大きな魚と繁殖する魚です。変わった生態ながら可愛らしいさまざまなクマノミをお楽しみください。


ハマクマノミ

ハナビラクマノミ

クマノミ


カクレクマノミ

ブルーラインクマノミ

モルジブアネモネフィッシュ


ワイドバンドアネモネフィッシュ

カクレクマノミ

クマノミ


ハナビラクマノミ

セジロクマノミ

トウアカクマノミ


ハマクマノミの卵

ハマクマノミの卵

孵化直前のハマクマノミの卵


 ◆ 海の一言 : 隈之魚(クマノミ)


歌舞伎役者は顔に白や赤で陰影のある隈取りという化粧をします。クマノミの背中は黒褐色、胸部や腹部は橙色で、幅広い白色の横帯があることから、「隈取りのある」の意味で、ミ(身)は魚を表わす接尾語とされます。別に、隈とは、物陰や隠れる所も現し、クマノミは「隠れる魚」ともされます。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。