2003年10月のテーマ写真館



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 《 アカウミガメ 》


日本語のアカウミガメは体色がやや赤味がかかっていることに由来しますが、英語ではLoggerhead turtle で、意味は「ばかもの」となんともかわいそうな名前です。日本の海岸で生まれた子ガメは海流に乗って太平洋を渡りながら成長し、大きくなると再び我が国の砂浜にやって来て産卵します。アカウミガメはこの夏の取材により、上陸、穴掘り、産卵、卵、孵化、砂からの這い出し、海へ出て行く様子、水中のシーンなど、すべてのシーンがそろいました。


穴掘り

産卵


波打ち際

海に帰る

海に帰る


穴の中の卵

卵から出る

砂から這い出る


砂から這い出る

海に向かう

海に向かう


海を泳ぐ

海を泳ぐ

流れ藻に隠れる


流れ藻に隠れる

顔正面

海の中


 ◆ 海の一言 : ウミガメ


世界最大のオサガメ、30万頭もの集団で産卵に上陸するアリバダで知られるヒメウミガメ、べっ甲の材料にされたベッコウガメことタイマイ、世界中のサンゴ礁にやってくるアオウミガメ、ガラパゴスや南北アメリカ大陸の西岸で産卵するクロウミガメ、数が少なくめったに見られないヒラタウミガメ、メキシコのカリブ海岸で産卵するケンプヒメウミガメ、そして我が国が世界の主な産卵地になっているアカウミガメで世界のウミガメ全種です。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。